イギリス入国手続き

空港で短期学生ビザを取る為に事前に必ず知っておきたいこと

 日本人はイギリスではNon-visa nationalsと呼ばれており、6ヶ月以内の短期留学の場合、短期学生ビザ(Short Term Study Visa)をイギリスの空港で到着時に取得することが出来ます。これは、他の多くのビザの様に、渡英前に事前に様々な手続きをしなくても済むということで、短期留学生にとっては素晴らしいシステムです。

 

 ただ、この手軽なシステムを利用するに際しては、英国入国時の空港でのVISA取得に関しては、本人が正しいビザを取得する為の全ての責任を持つということの自覚と注意が必要です。

 飛行機を降りたら「Arrivals」の表示に従って進み、イギリスへ入国するために入国審査を受ける必要があります。先ず入国審査場(UK Border/Immigration)に入ると、2つのゲートが目に入ります。

 

1)日本の空港でも採用されている、俗にeGatesと呼ばれる、無人のパスポート審査ゲート(自動化ゲート)。

2)通常の、入国審査官がいる対面式のブース(非常に長い列が出来ていることがあります)。

 

 もし皆さんが日本のパスポートを手に持ち、入口でどうすればいいのか考えていると、空港の係員は「日本人はあっちだよ!」とeGatesの方を指さしてくれることと思います。が、これは間違いです

 日本人は観光目的であれば、イギリス人と同様に係員のいる窓口に長い間並ぶことがなく、さっさとeGatesを通過することができます。ただ、eGatesの入り口にある表示をよく見ると「スタンプがいる人以外は・・・」という但し書きが書いてあります。

 

 皆さんは学生として短期学生ビザで入国される必要があるので、入国審査官がいる窓口に並んでいただく必要があります

 

 入国審査官に提示する書類は以下のものです。預けた荷物を受け取る前に入国審査を受けるので、必ず以下の書類は機内持ち込みの荷物の中に入れておきましょう。入学許可書など携帯に入っているのを見せればいいと思われるかもしれませんが、担当審査官によっては携帯そのものをその場で使用してはいけないと言われることもあるそうです。必ず印刷したものをお持ちください

  

 

  

 

 

 

 上記の書類を係員に見せ「Short term study visa, please」とお伝えください。通常はこれだけで審査は終わり、何処に泊まるのか、何日滞在予定なのか、帰国のチケットは持っているか等の簡単な質問(殆どの情報はVISAレターに入っているので、全く質問されないことも多いです)をされて、下記の様なスタンプをパスポートに押してもらえます(注:空港により若干形状が異なります)

​ **ご注意:こちらの情報はPC等にてご覧ください。携帯からでは全ての添付資料がご覧になれないことがございます。

  

  

 

 

 

 

上の『〇』表示のあるスタンプは問題なく短期留学プログラムに参加できるスタンプです。

 

  審査官によって左側のスタンプのように「6カ月」という有効期間とレファレンスナンバーのようなものを書いてくれる人もいれば、真ん中の物のようにレファレンスはなく、6ヶ月という期間のみを書く人もいます。理想としてはどちらも書いてくれると良いのですが、この点は全く問題はありません。一番右にあるスタンプが、それらの原型です。

 

  『✖』印の付いているスタンプは「観光ビザ」であり、大学・学校によっては短期留学生として登録することが許可されません。

 

  ただ、ご注意頂きたいことは、この『✖』印の付いているスタンプ(観光ビザ用のスタンプ)に、空港又は審査官によっては、手書きでSTSV」「STV」「SVV等を書き加え、それをもってShort term study visaとすることもあります(実際に私も幾度となく目にしています)。基本的にはこれらのSTSV」「STV」「SVVがあれば一応は短期留学として許可されているのですが、その場合には必ず「6 Months」という期限もその付近に記載される必要がある等のローカルルールも存在します。


  1日に何万人もの入国審査をしている訳ですので、人為的ミスが起こる可能性はあります。自己責任だということを鑑み、不安や疑問に思うことがあれば、係員に必ず直接その場で「Is this a short term study visa?」と貰ったスタンプを指差して再度ご確認をお願い致します。入国ゲートを通ってから友人に聞き、またここに戻ってくることは出来ません。 

 

 

  全く怖がることはありませんが、長時間のフライト後の入国審査、疲労困憊&寝不足で思考回路が余り働かないこともあるかと思います。これらの問題を避けるためにも、VISAレター、授業料支払い領収書とパスポート、そして良ければこの説明書も一緒に手荷物に入れて入国審査に望んでください。

  • パスポート

  • 入学許可書Visaレター、Unconditional Offer Letter

  • 授業料等の領収書:入学許可書、又はVISAレターに『学費及び宿泊費をすべて事前に支払っている』という記載がない場合のみ。(コース滞在中の宿泊がホテル等であれば、その宿泊費の領収書)

  • **英文での本人名義の銀行口座の残高証明書:**上記の領収書がない場合、若しくはイギリスでの滞在期間が一か月以上になる場合必要。これはイギリス滞在が就労目的ではなく、生活費は十分にあるので就労の必要はないことを証明する為のものです。これは余り早く用意しても意味がなく、渡英前2週間程を目安にご用意ください。ただ、銀行側でこれを発行するにも時間がかかる為、ご希望される場合にはご利用銀行にお問い合わせください。

  • 滞在先の詳細・証明書:入学許可書に住所の記載がない場合は、宿泊先の住所が証明できる書類を用意

  • 入国カード:飛行機の中で客室乗務員が入国カードを配っているのを見かけたら、すぐに貰って成るべく飛行機の中で記入しておいて下さい。取り忘れた場合は入国審査場でも入手可能です。

  • 現金またはクレジットカード(トラベラーズチェックを含む。但し近年利用できない場所が増加しているのでご利用はお勧めしません)

  • 帰りの航空券(通常は必要ありませんが、稀に聞かれることがあります。)

正しい短期学生ビザの例1

照会(Reference)部分にレファレンスが記載されている。 Six Monthsと期間が手書きで書かれており、下には入国日時と空港名が記載されたスタンプが押されている。

正しい短期学生ビザの例2

Six Monthsと期間が手書きで書かれており、下には入国日時と空港名が記載されたスタンプが押されている。上記の照会(Reference)部分は記載されていなくても良い。

スタンプの例

空港によって多少は違うが、内容としては就労することが禁止と記載されている。

間違った短期学生ビザの例

空港名と入国日時を書いたスタンプは押されているが、6ヵ月という記載がない為、これでは観光ビザと見なされる。

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