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医療英語の学びから、がん研究室での経験へ。トビタテ奨学金を活用し、英国で自分だけの留学計画を実現しました

K.K.さん
N大学医学部医学科 2年生(渡航当時)

​—— 今回の留学は、どのような形で実現されたのですか?

 私の留学は、少し特殊な形でした。まず、トビタテ!留学JAPANに採用され、奨学金を活用して英国へ行きました。留学内容は大きく2つに分かれていました。

前半は、レスター大学の English for Medics International Summer Programme に3週間参加しました。
後半は、レスター大学の Cancer Studies に所属し、がん研究室で約1か月間、研究室配属を経験しました。
※個人手配

 医療英語を学ぶだけでなく、その後に研究室で実際の研究環境に触れることができた点が、自分にとって大きな挑戦でした。

—— レスター大学医療英語サマープログラムには、どのような魅力を感じましたか?

 このプログラムは、医学部1年生から6年生まで参加でき、医療英語のスキル向上だけでなく、英国の医療事情や医療関連施設についても学べる点が魅力でした。授業は参加型で、医療英語に特化していました。ポスタープレゼンテーション、GP診療所やホスピスの訪問、現地の医学生や医療関係者からのレクチャー、英語での医療面接など、内容がとても実践的でした。

—— 授業で特に印象に残っていることはありますか?

 医療英語を、実際に使いながら学べたことです。

ただ単語や表現を覚えるのではなく、医療面接やプレゼンテーションを通して、英語でどう伝えるかを実践的に学びました。また、海外の医学生と一緒に学ぶことで、英語力だけでなく、医学に対する考え方や学ぶ姿勢にも刺激を受けました。

—— クラスメイトとの交流はいかがでしたか?

 とても多文化的な環境でした。国籍や学年、専門分野の異なる学生たちと一緒に学ぶことができました。モチベーションの高い海外の医学生と交流できたことは、大きな刺激になりました。他国の医療事情について、自分の目で見て、聞いて、学ぶことができたのも貴重な経験でした。

—— 医療施設見学では、どのような学びがありましたか?

 

 GP診療所やLOROS Hospiceを訪問しました。英国の医療現場を見学することで、日本の医療との違いや、地域医療、終末期ケアについて考えるきっかけになりました。海外の医療事情を見ることで、日本の医療を客観的に捉える視点も得られたと思います。

—— 勉強以外の時間は、どのように過ごしましたか?

 プログラムには、Day Tripなども組み込まれていました。ロンドンやオックスフォードへ行ったり、レスターでの交流イベントに参加したり、学び以外の時間もとても充実していました。Welcome PartyやFarewell Party、レスターFCに関連する体験など、英国らしい思い出もたくさんできました。

—— サマープログラムの後は、がん研究室に配属されたのですね。

 はい。サマープログラム終了後、レスター大学のCancer Studiesで約1か月間、がん研究室に配属されました。研究テーマは、腫瘍微小環境とがんとの関わりについてです。がん細胞そのものだけでなく、がん細胞を取り巻く環境が、がんの増殖や診断、治療法の開発にどのように関わるのかを学びました。

Confocal microscopeなどの研究設備にも触れ、英国の研究環境を実際に知ることができました。

—— トビタテ!留学JAPANとは、どのような制度でしたか?

 トビタテ!留学JAPANは、正式には「官民協働海外留学支援制度」と呼ばれる留学支援制度です。私が応募した当時は、海外で自分が何を学び、どのように成長したいのかを、自分で計画して応募する制度でした。単なる語学留学だけではなく、自分の専門分野や将来の目標に合わせて、かなり自由に留学計画を組み立てられる点が大きな特徴でした。

—— トビタテの申請では、どのような点が大切だと感じましたか?

 自分の留学計画を、どれだけ具体的に説明できるかが大切だと思いました。どこで何を学びたいのか、なぜその場所でなければならないのか、帰国後にその経験をどう活かすのかを、自分の言葉で説明する必要があります。

 私の場合は、レスター大学の医療英語プログラムと、がん研究室での配属を組み合わせる形で応募しました。英語や医学を学ぶだけでなく、将来の医療や研究にどうつなげるのかを考える良い機会にもなりました。

—— 受入れ先は、どのように探しましたか?

 

 受入れ先を探す方法はいくつかあります。誰かに紹介してもらう方法、専門のエージェントに依頼する方法、自分で直接メールを送って交渉する方法です。

 自分で探す場合は、時間もかかりますし、必ず受け入れてもらえるとは限りません。ただ、本当に行きたい場所に挑戦できる可能性があります。メールを送る時には、自己紹介、大学での学びや研究内容、トビタテの説明、自分が興味を持っていること、受入れ先で何をしたいのか、希望する期間などを具体的に伝えることが大切だと思います。

—— この留学で得たものは何ですか?

 語学力だけでなく、世界を見る視点、経験値、そして仲間を得ることができました。

医療英語を学ぶだけではなく、海外の医学生や研究者と出会い、日本の医療や自分自身の将来を考えるきっかけにもなりました。自分の可能性を広げる経験になったと思います。

—— これから参加を考えている方へ、メッセージをお願いします。

 留学は語学力向上だけのために行くものではないと思います。自分の専門分野を海外でどう学ぶか、どのような人と出会い、どのような視点を得るかによって、その後の学生生活や将来の可能性が大きく広がります。

 レスター大学医療英語サマープログラムは、医療英語を学びながら、英国の医療現場や海外の学生との交流を経験できる貴重な機会です。さらに、自分の目的に合わせて研究室配属や別の活動と組み合わせることで、より深い留学計画にすることもできます。

 

 少しでも挑戦したい気持ちがあるなら、ぜひ一歩踏み出してみてください。

【補足&ご注意】トビタテ!留学JAPANについて

 トビタテ!留学JAPANは、文部科学省と日本学生支援機構等による、官民協働の海外留学支援制度です。

 現在は 「トビタテ!留学JAPAN 新・日本代表プログラム」 として実施されており、2023年度から2027年度までの5年間を「第2ステージ」として、海外留学支援が行われています。大学生等対象の制度では、留学に必要な経費の一部を奨学金等として支給し、留学前後の研修や、派遣留学生ネットワークの提供も行われています。

 

 近年の募集要項では、応募は学生個人から直接ではなく、在籍大学等を通して行うこととされています。応募を検討する場合は、必ず所属大学の国際交流担当部署等に確認する必要があります。

※制度名、応募条件、支給内容、対象となる留学計画、募集時期は年度により変更される可能性があります。最新情報は、必ず公式サイトおよび所属大学の案内をご確認ください。(2026年5月現在情報)

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